赤ちゃんは鼻の粘膜がとても弱く、新陳代謝が活発なので、鼻血を出しやすい子が多いといわれています。
かわいい赤ちゃんから鼻血がでてきたら、慌ててしまいますよね。対処法はどうすればいいのでしょうか?
今回は、赤ちゃんの鼻血の原因から止め方についてご紹介します。
鼻血の原因
1.自分で鼻を引っかく、触る
赤ちゃんが自分で顔を触っている際に、鼻の内側を引っかいてしまうことがあります。赤ちゃんはまだ痛みに鈍感なので、鼻が気になれば何度も触ってしまい、傷から出血してしまいます。
赤ちゃんの爪は常に短く切っておくことが大事です。鼻の粘膜が傷つかないように注意しましょう。
2.綿棒やティッシュの使い方
鼻水を拭き取るのに、綿棒やティッシュを使いますが、それが原因で粘膜が傷つき、鼻血が出ることがあります。
やさしく拭いていても、何度も繰り返し使うと、粘膜が傷ついてしまいます。
赤ちゃんの鼻水が出続けて気になる場合は、柔らかいガーゼで拭くといいです。また綿棒は必ず力が入らないベビー用綿棒を使いましょう。
3.お風呂でのぼせてしまう
赤ちゃんはもともと大人より体温が高いので、ちょっとしたことでのぼせて鼻血が出る原因になります。鼻の粘膜がかなり弱い子だと、お風呂などで急に体が温まり、血行が良くなることで鼻血が出てしまうこともあります。
お湯の温度には気を付けましょう。
赤ちゃんの鼻血の止め方
気を付けてはいても、赤ちゃんが実際鼻血を出してしまったら慌ててしまいますよね。そんな時、どのように対処すればよいのでしょうか?
<鼻血の止め方の手順>
1.まず大人が落ち着いて、赤ちゃんを落ち着かせる。処置しやすい場所に移動する。
2.鼻血が出ている方を、指で真横から押さえる。
3.赤ちゃんの顔の角度は、やや下を向くように調整する。
4.5分間ほど、鼻の圧迫を続ける。5分待っても鼻血がポタポタ流れている場合は、さらに5分ほど止血を続けて様子をみる。
大概の場合はこの方法で止血できます。
※10分以上待っても鼻血が止まらない場合、大量に出血している場合は、すみやかに病院を受診しましょう。血液疾患などの病気が疑われます。
※仰向けにすると、鼻血を飲み込んでしまう可能性があるので、やや下を向くように調整する。
まとめ
赤ちゃんが鼻血を出すのには、様々な原因が考えられますが、短時間で鼻血が止まる場合は過度な心配はいりません。いざという時慌てないように、赤ちゃんの鼻血の対処法を把握しておき、落ち着いて処置してあげましょう。
また、赤ちゃんの鼻が傷つかないように、爪を短く切ってあげてください。
赤ちゃんが鼻血を出さないように、日頃のケアが大事です。