「まだ歩く前兆がないけど、いつから歩くのかな?」
「大体何カ月頃から歩き出すのがいいのかな?」
どこのママでも抱えている悩みです。
成長の目安をみるうえで、赤ちゃんが歩くというのは一大イベントですよね。
「早く歩いてほしい」と楽しみにしている方も多いと思いますが、赤ちゃんが歩き始める平均の時期や過程についてお話しします。
赤ちゃんが歩き始めるのはいつ?早い子は何ヶ月目?
歩き始めの時期には、大きな個人差がありますが、平均で1歳前後です。
1歳6カ月で90%が歩行可能となると言われています。
生後11ヶ月頃になると、赤ちゃんに「パラシュート反射」といって、転んだ時に手がパッと前に出る、特殊な反射が完成していきます。
それに合わせて、赤ちゃんは歩くようになるのです。
個人差がありますが、早い子で8ヶ月で立ち上がる子もいれば、1歳半になってようやく歩き出す子もいます。ただ、心配しないで下さい。どちらも正常範囲です。
赤ちゃんは、ずりばいをはじめ、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩き、1人歩きと少しずつ成長していきます。あくまで平均なので「1歳になったのに全然歩かない。」と不安になる必要はありません。
歩きはじめの前兆はあるの?
歩きはじめの前兆は、「伝い歩きの上達」です。
伝い歩きが安定してきたり、座っているときに一瞬立ち上がろうとするそぶりを見せたりすれば、近いうちに一人で歩きはじめる可能性があります。
注意深く観察して決定的瞬間を見逃さないようにしましょう!
我が子が一人でかわいくよちよち歩く姿。
早く見たいですよね!まずは一歩。次は二歩。なんて数えてしまったりするかも。
歩きはじめが「早い子」と「遅い子」の特徴とは?
1歳を過ぎて、歩き始める時期を過ぎているにも関わらず、赤ちゃんがなかなか歩かないと不安になりますよね。
「自分の育児に原因があるのかも」
「発育が遅いのかも」
と、つい悩みを抱えてしまうかもしれません。
赤ちゃんが歩き始めるのが遅くても大丈夫なのでしょうか?
遅くなる原因には、どのようなものがあるのかをお伝えします。
歩き始めが早い子の特徴
早ければ10ヶ月頃から歩く子もいますが、早く歩き出す赤ちゃんは以下のような特徴がある子が多いです。
・ずりばい、ハイハイをする時期が早かった
・好奇心旺盛な性格
・上にお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる
このような子は、歩くのが早めな傾向にあります。
ハイハイをするのが早い子はしっかり筋力がついていて、体のバランスがとれる子なので歩く時期も早い子が多いです。
歩き始めが遅い子の特徴
歩き初めが遅い子の特徴は、以下の3つです。
1.体が大きくて体重が重い
赤ちゃんは歩き始めるまでに、日々の生活の中で自分の体重を支える筋肉やバランス感覚を鍛えています。体が年齢の割に大きく体重があると、その分筋力のバランスを取ることが難しいため、小柄な赤ちゃんよりも少し時間がかかることがあります。
2.運動能力がまだ十分ではない
しっかり筋力がついていて、体のバランスがとれる子は、歩く時期も早い傾向があります。日々のハイハイなどで養われる筋力が、不十分だと歩くのが遅くなります。ただ、無理やりハイハイさせたり、無理やり歩かせたりすることはやめて下さい。
自然と筋力がついてくれば、歩き初めますので安心して下さい。
3.慎重な性格(個性と気質)
ハイハイの動きが気に入っている子や、慎重で怖がりな子など、性格が影響していることも考えられます。大人が焦ってしまうと、その気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまうものです。赤ちゃんの意思を優先してあげるくらいのつもりで構えて待ってみましょう。
また、歩くためには、動機が必要です。「あれに触りたい」という好奇心が強くて、そこへ行こうと歩く子もいれば、立って歩くのがちょっと怖いからいいや、という子もいるでしょう。こうした一人一人の個性の違いで差が出てくるのです。
個性をつくる要素のひとつに「気質」がありますが、これは生まれつきのもので、育て方によって変わるものではありません。アメリカの精神科医トーマス・インセル博士は、活動性、順応性、持続性など、子どもの9つの気質を見い出しました。それぞれの気質が、子どもごとに違うレベルで組み合わされています。
たとえば、誰にでもニコニコ笑う、人見知りしない子もいれば、人見知りが激しい子もいます。両極端ですが、どちらも気質によるものなので、心配することはありません。
※ちなみに、うちの三歳の息子は、つかまり立ちしてから、自分でもう一度座れないというほど、とても慎重な子でした。歩き始めは1歳2か月頃でした。
赤ちゃんに歩く練習は必要か?
赤ちゃんを無理やり歩かせる練習は必要ありません。
環境を作ってあげたほうが良いと思います。
例えば、赤ちゃんが興味のある物を遠くに置いてみたり、歩いているお手本を見せてみたりすると、「歩きたい」という気持ちを引き出すことができるかもしれません。
同じ年くらいの子が歩いているのを見ると、自分もできると思い、真似しようとします。公園など外に出て、自然と触れ合いながら機会を作るのも良いでしょう。
衛生面で不安を感じるパパ・ママもいると思いますが、外の世界では、多くの刺激を受けることができます。芝生の上など、ハイハイで行けるところへ積極的に出掛けてみてもらいたいです。
歩かない赤ちゃんに対して、してはいけない事とは?
無理やり歩かせて転んだりしてしまうと危険ですし、歩きたがらなくなってしまうこともあります。赤ちゃんが歩くのは嬉しいことですし、早く歩くのを見たいというパパママの気持ちはわかりますが、我が子の成長を見守ってあげてください。
赤ちゃんに負担をかけないよう、歩きそうなときに名前を呼んであげたり、「こっちおいで」と声掛けしたりするのがおすすめです。
歩き始める前に環境を整える
赤ちゃんの歩き始めは、何度も何度も転びます。滑りにくい床や、けがをしないよう床にマットなどを敷いてあげるといいでしょう。滑りづらくもなるので歩く練習にも最適です。
また、自信がないので、すぐに何かにつかまって伝い歩きをしてしまうので、なるべく物を片づけて広いスペースを作りましょう。
歩いてほしいと思ったけど、もうちょっと遅くてよかったかも・・・なんて思う人はきっと多いはず。歩き始めたらさぁ大変!目を離せません!
あらゆる家具にぶつからないようにクッションをつけたり、扉を開けないように、フックをつけたり・・・。
赤ちゃんはすぐ物にぶつかるので、
家具のクッション材を用意して、怪我する前に危険を取り除きましょう。
私はアマゾンや楽天で色々クッション材を試したのですが、
素材が柔らかくて、衝撃を吸収してくれて、防水加工のものが最強です。
いろいろ試して行き着いたのが、
アマゾンのこのクッション材でした。
→ https://outdoors.style/cornerguard
テーブルの角を保護するコーナーガードと
テーブルの縁を保護するコーナークッション
2種類がついています。
素材は伸縮性バツグンの素材をつかっています。
クッションがすごく柔らかいのがとてもイイです!
違う商品のコーナーガードは少し硬くて、
赤ちゃんが頭をぶつけた時に衝撃を吸収しきれない感じがします。
でも、このコーナーガードはしっかりと衝撃を吸収してくれます。
あと、飲み物や食べ物をこぼした時に、コーナーガードの汚れが取れやすい素材です。すぐに汚れると不潔感がありますが、汚れが取れやすく、衛生的にも見た目もとても良い感じです。
ダイニングテーブルやテレビ台や冷蔵庫の周りをぐるっとガードすると安心です。amazonレビューに投稿した人の画像があるので、使用例として参考にしていください。
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赤ちゃんに歩行器は必要なのか?
歩行器を使って歩く練習を……
と思われている方もいらっしゃることでしょう。
歩行器は、歩行に必要な足の筋力をつけることや、直立姿勢のコントロールができることにはあまり繋がらないため、必須な育児アイテムではありません。
足を地面に付けて歩くというよりは、つま先で蹴る動作で移動できるため、ふくらはぎの筋肉がパンパンに硬くなってしまう場合があります。
移動を楽しんだり、移動を経験するために使用するのには適していますが、乗せっぱなしにならないようにしましょう。
ハイハイから走り出すまでの成長目安
10~12ヶ月
・つかまり立ちができる。
・伝い歩きができるようになる。
つかまり立ちができるようになると、赤ちゃんは伝い歩きを始めます。
その時、つかまるのもが倒れないように注意しましょう。活動範囲が広がり、運動量が増えるので、体重の増加がゆるやかになります。
赤ちゃん体型から、幼児体型に変わっていきます。
1歳~1歳6ヶ月
・一瞬だが、手を離して立っていられる。
・よたよたと数歩、歩ける。
・一人歩きができる。
1歳の誕生日を迎える頃には、約50%の子どもが歩き出すようになり、1歳3ヶ月では80%、1歳6ヶ月頃になると90%、ほとんどの子が歩くことができるようになります。歩き始めると、体形はますますスマートになります。運動機能も発達し、階段の上り下りをしたり、すべり台やぶらんこなどの遊具であそべるようになります。
1歳6ヶ月~2歳
・早歩き、小走りができる。
・あとずさりができる。
運動能力がぐ~んと発達する時期です。
早足だったのが、走り出す子もいます。
運動能力に個人差が目立ってきます。
差があるのは当然のことですから、他の子と比べないようにしましょう。
ただし、運動能力をUPさせるためには外遊びを十分にさせたり、抱いてばかりいないようにしましょう。
2歳~5歳
・走れる
・階段を上る
・両足をそろえてとべる
・片足でたてる
・ジャングルジムにのぼれる
・速く走れる
2歳~5歳頃になると「運動機能は一人前!」です。
手足がスマートになり、筋肉もついてきます。
この時期に、全身をつかってたくさん運動をすると、運動能力がぐんぐん発達します。また、運動の楽しさを知るのもこの時期です。
まとめ
『立てば這え、這えば歩めの、親心』
と昔から言われているように、親は子どもの成長を楽しみしながらも、少しでも早い成長を願っています。
赤ちゃんが歩きはじめる時期は10ヶ月~1歳半ごろです。しかし、赤ちゃんの発達は個人差が大きいので、周りと比べないことが大切です。
親の焦りは赤ちゃんにも伝わってしまうので、大らかな気持ちでいたいですね。うちの子は歩き始めが少し遅かったですが、ハイハイの時期が長かったので、体が強く、転んでもすぐに手が出るので大きいケガをしません。早く歩けばいいというものでもありませんし、赤ちゃんの成長を楽しんでください♪