赤ちゃんが寝返りやお座りをしたり、ずりばいを始めたりすると、次はハイハイを期待してしまいますよね。
可愛くハイハイする我が子の姿を見たいと思っても、すぐにできるようになる子もいれば、やっとハイハイし始めたらもう歩いてしまったという子もいます。
歩くまでのプロセスは、身体機能の発達が影響して個人差が大きく、成長の度合いは赤ちゃんそれぞれのペースで進みます。
ここでは、ハイハイの重要性や身体機能の発達についてご紹介します。
ハイハイができるようになるのはいつ?
赤ちゃんがハイハイを始める時期は個人差が大きいですが、平均的には生後6か月前後の赤ちゃんが多いようです。
体の筋肉がある程度発達しないと、自分の体を支えて動くことはできないので、まずはバランスをとりながら、上手にお座りができるかで判断できると思います。
ハイハイは、色々なものに興味がでてきて、あれを触ってみたい!自分で動きたい!という欲求の現れです。
お座りができるようになったのになかなか赤ちゃんがハイハイをしないときは、赤ちゃんの目線で環境を見直してみましょう。
自分で動かないと取れない位置におもちゃを置いてみたりすると、どうにか自分でとりに行こうとします。
ハイハイまでの成長
ハイハイを始める前に、うつぶせでお腹を床につけたまま、両手や両足を使って進む、「ずりばい」をはじめます。
自分で動いてみることで筋肉と運動感覚を養っている時期なので、まだまだ思い通りに動けず、後ろに進んでしまったり、くるくると回転したりすることもあります。感覚的に動き方を覚えているので、赤ちゃんの好きに動かせてあげましょう。
一般的にはずりばい→ハイハイ→床に膝を付けずにお腹を上げて移動する「高ばい」→立っち→よちよち歩きへと進んでいきます。ただ、赤ちゃんの成長は様々です。
ハイハイ前に高ばいをしたり、ずりばいをして立っちしたらそのままハイハイをせずに歩いたりする子がいます。
その時の赤ちゃんの身体能力にあった方法で移動するのです。他の赤ちゃんと比べずに見守ってあげてください。
ハイハイの重要性
赤ちゃんの成長にあまり過敏になる必要はありませんが、ずりばい、ハイハイ時期が長いといい効果があります。
・体全体の筋肉が鍛えられる
・反射神経やバランス感覚が養われる
・体幹が鍛えられて内臓機能が高まる
・自分でできたという気持ちが育ち、その気持ちは今後の発達に必要
3歳になる息子は、ずりばいとハイハイ時期が長かったので、歩き始めて転んだとしても、腕の力が強いので顔をぶつけるということはありませんでした。そしてとても体が強く、滅多に風邪をひきません。
まとめ
他の子よりも早くハイハイができるようになってほしい、早く成長してほしいというのは親の自分勝手な思いです。期待をすることは親として当然で深い愛情からくるものですが、過剰な手をかけて赤ちゃん成長を妨げてはいけません。ゆったりとした気持ちで向き合うように心がけて下さいね。
できた時には、いっぱい褒めてあげてください。赤ちゃんはママが大好きです。ママが笑顔になってくれれば、赤ちゃんの心が育ちます。
赤ちゃんの可能性を信じてあげて、大事な赤ちゃんの成長を実感しながら楽しく子育てをしてくださいね。