今までは一日に何回もうんちをしていたのに、一昨日からでてない・・・。
ママは心配になりますよね。もしかして便秘?
心配だけど、様子をみていていいのか、病院へいくべきなのか、そのタイミングがわからない!というママに、便秘の赤ちゃんがどうなったら病院を受診すべきかをご紹介します。
どんな状態だと便秘なの?
赤ちゃんに便秘症状が出るのは、決して珍しいことではありません。
元気で食欲があり、スムーズにうんちが出ていれば、1~2日排便がなかったとしても、それが赤ちゃんのペースなので問題ありません。
しかし、赤ちゃんが次のような状態になっていたら便秘を疑いましょう。
・ 3~5日以上うんちが出ない
・いつもよりウンチの回数が減っている
・母乳やミルク、離乳食を食べてもすぐもどしてしまう
・母乳やミルクを飲まない、ご飯を食べない
・ウンチをしようとするのに痛がったり、泣いたりする
・大きい声で泣き続けて機嫌が悪い
・下腹部がパンパンに張っていて、ぽっこりしている。触ると硬い。
便秘が続くときはどうする?病院に行くタイミング
過剰な心配をする必要はありません。赤ちゃんは、成長とともに腸が発達するにつれて、一時的に便秘になることがあるからです。1日~2日ウンチが出ないことがあっても、食欲があって元気に過ごしているのであれば、少し様子をみてください。
それでも解消しない場合には病院に連れていくようにしましょう。
ただし、次のような場合には、便秘の背後に病気が隠れていたりすることも考えられますので、すぐに病院で受診してください。
・生まれた時からずっと便秘が続いている
・ぐったりしていて、熱や嘔吐がある
・排便時に痛みをともない出血するほどウンチが固い
・血が混じったうんちが数日間続いている
・いちごジャム状の血便や全体的に黒っぽい血便が出た
・おなかがパンパンに張っている
普段から、赤ちゃんのうんちの色や状態をよく観察することが大切です。
赤ちゃんの便秘の予防・改善策
便秘の症状はあっても、食欲もあり、体調・機嫌がよい時は、まずはおうちで便秘の改善対策を試みましょう。
- 「の」の字マッサージ
手のひら全体でやさしくなでながら赤ちゃんのおへそを中心に、お腹に「の」の字を描くように時計回りでマッサージをします。
- 綿棒浣腸(かんちょう)をする
ベビーオイルやワセリンをたっぷり含ませた綿棒(ベビー綿棒)を、肛門に挿れて刺激するのも便秘解消に効果があります。綿棒で円を描くようにゆっくりマッサージしてあげましょう。綿棒を抜いたら、赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを指で押します。
- 足のストレッチマッサージ
赤ちゃんをあおむけに寝かせて両足首を優しく持ってあげて、「右、左、右、左」と両足を2~3分くらい交互に動かします。
赤ちゃんの足がお腹にあたることで腸を収縮させて刺激し、便秘解消を促します。
- 水分をとる
離乳食の後に、母乳やミルク、麦茶、白湯などを多めに飲ませるようにしましょう。
ヨーグルトなど乳酸菌を多く含む食品や果物のペーストなどを食べさせてあげるのも効果的です。
- 体を動かす
はいはいや伝い歩きができる子であれば、昼間に体を動かして、腸を動かす環境作りをすることも大切です。体を動かすことでお腹が空き、自然と食事が進み、うんちの量が増えると便秘の解消にもなります。
うんちがでなくても焦らない
息子が便秘になった時は、毎日毎日ウンチのことばかりに囚われていました。でも知識があったらそんなに悩むこともなかったと思います。
赤ちゃんの便秘には、様々な原因があります。赤ちゃんのうんちが出ないときも焦らず、まずは原因をしっかりと探り、適切な対策をしていきましょう。
コミュニケーションがまだ難しい赤ちゃんにとって、うんちは健康のバロメーターです。
回数や量だけでなく、色や臭い、形状、硬さを日々チェックすると赤ちゃんの変化に気づけます。